ニコ・マクブレイン
ドラムを担当しています。4枚目のアルバム「Piece Of Mind(邦題:頭脳改革)」から参加し、その独特のライドシンバルポジションと癖のあるドラミングはアイアンメイデンのサウンドの構築に多大な貢献を果たしています。
エイドリアン・スミス
1981年製作のアルバム「KILLERS」から参加したギタリストで、アイアンメイデンのツインギターとして活躍しています。ブルース・ディッキンソンと前後してアイアンメイデンを脱退後はブルースと組んで彼のソロ活動を支援し、ブルースと共にアイアンメイデンに復帰しました。
ヤニック・ガーズ
エイドリアンの後を受けて加入したギタリストです。ブルースとエイドリアンのアイアンメイデン復帰によって、現在はトリプルギター体制として最強の6人の一翼を担っています。
ブレイズ・ベイリー
ブルース脱退後にオーディションで選抜されたボーカリストです。しかし、ファンからの賛否両論の声が相次ぎ、1999年には復帰したブルースとエイドリアンと入れ替わる形で脱退しています。現在は「BLAZE」を結成して活動しています。
エディ・ザ・ヘッドイ
アイアンメイデンのマスコットキャラクターを担当しています。ゾンビをモチーフにしたデザインで、ステージやアルバムのジャケットでは禍々しさを前面に押し出すスタイルが多いヘビィメタル界においてはむしろチャーミングとさえ思える活躍ぶりを発揮しています。
アイアンメイデンが果たしたヘビィメタルへの功績
アイアンメイデンはNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)の代表格に分類されています。NWOBHMとは「イギリスのヘビィメタルに置ける新風」で、ハードロック・ヘビィメタル(HR/HM)界を主流に押し上げていく一助を果たしていました。
HR/HMとは
ハードロックとへビィメタルは不可分であり、コインの表と裏のような存在です。ハードロックから派生する形でヘビィメタルが世に出ましたがヘビィメタルはハードロックの音楽性の表現のために使われた言葉を語源としているので、「これがハードロックである」「これこそがヘビィメタルである」という分類が難しいため、HR/HMという並列表記を行っています。
アイアンメイデン以前
アイアンメイデンの結成以前のヘビィメタルバンドはブラック・サバスやジューダス・プリーストといったネガティブなイメージを纏ったバンドが多く、「不健全で青少年の育成の妨げになる」という強いイメージを持っていました。しかし、暴力性を芸術に昇華することこそがHR/HMの真髄であり、暴力性への憧れを持つのが青少年であると考えれば責任転嫁と取れてしまいます。そしてHR/HMが暴力性を越え音楽性へ辿り着くにはまだ時間がかかったのです。
アイアンメイデン以後
アイアンメイデン、デフ:レパードをはじめとするNWOBHMムーブメントはイギリスのロックシーンに大きな影響を与えました。パンク・ロックに押されていたブリティッシュ・ハード・ロックシーンを大いに活性化し、その影響はイギリスを飛び出し、世界中に広まっていったのです。
迷走するジャパニーズ・ヘビィメタル
へビィメタルブームは日本にも飛び火し、1980年代後半には「いかすバンド天国」(イカ天)というバンド史に残るテレビ番組を生み出します。しかし、これが日本のヘビィメタルブームをあらぬ方向へ導いてしまったのです。テレビ番組という媒体上、どうしても「画面栄え」するバンドの評価が高くなる傾向にあったことと、X JAPAN(当時X)や聖飢魔IIなどのいわゆるイロモノバンドが受けていたことが最大の過ちだったのです。
その為、登場してメジャーデビューを掴み取ったバンドや審査員に好評だったバンドは「ヘビメタ」のステレオタイプなイメージに基づいたバンドが多く、「白塗り」「髪を逆立て」「痩せている」「火を吹く」と言ったイメージを作り上げてしまったのでした。イカ天は日本のバンドシーンを大きく進めた代わりに、日本におけるヘビィメタルの息の根を止めてしまったのです。そしてアイアンメイデンもまた、エイドリアン・スミスとブルース・ディッキンソンの脱退と、今までの活動を考え直さなければいけない時期に来ていたのでした。
王道復古
1990年代以降のHR/HMは世界的に迷走していたといえます。グランジやオルタナティブ・ロックなどの新しいジャンルの台頭によって、ヘビィメタルは「古臭い」というレッテルを貼り付けられ、バンドの淘汰さえ始まっていました。先鋭化と淘汰の繰り返しの中で王道を見失ったヘビィメタルでしたが、2000年代に入って王道復古の道を歩み始めたのです。それが、ブルース・ディッキンソンとエイドリアン・スミスの復帰したアイアンメイデンだったのです。黄金時代のメンバーを取り戻したアイアンメイデンは従来のファンに加え新たなファンの声援を受け、今日もステージを沸かせているのです。
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