声楽家

声楽家

オペラにおいて、役を演じると同時に数多くのアリアなどを歌う人々。このオペラで歌を歌うことなどを職業としている方々こそ、声楽家と呼ばれる人たちです。オペラで歌う以外にも、コンサートで歌ったりする方のことも声楽家と呼びます。ですが、声楽家といってもすべての声楽家が同じ役割を持っているわけではありません。声楽家はとても奥深いのです。では、その声楽家の奥深さについてご紹介させていただきます。

声楽家って何?

私たちにとって、もっと分かりやすい声楽家といえば、やはりオペラの舞台でその美声をもってオペラを楽しませてくれるオペラ歌手の方々でしょう。オペラ歌手=海外の声楽家と思ってしまいがちですが、日本にも多くの美声を持ったオペラ歌手の方々がいらっしゃいます。どうしても、日本においてオペラはさほど馴染みのある音楽ではないため、あまり知られていませんし、広き門ではありませんが、日本で声楽家としての道を目指す方がいないわけではありません。


声楽家のパート

小中学校で合唱などを行うと、必ずソプラノやアルト、バスなどに分かれて歌いますよね?合唱などにおいてはとても初歩的なことではありますが、これは、声楽家になってもとても重要なことです。誰でも音域にはある程度の得意、不得意と限界があります。それを見極めて声楽家は、どの声楽家として活動していくかを決めます。では、声楽家が目指すべき声楽家のポジションについてご紹介させていただきます。

ソプラノ

もっとも高い音域を担当する声楽家をさす言葉です。オペラなどにおいてはヒロイン役の女性が担当することが多く、ソプラノの声楽家に憧れる女性も少なくはないでしょう。高音の綺麗な旋律は非常に聞き応えがあります。

また、ソプラノの声楽家として歌う場合には、技術力なども必要とされてきます。余談としては、オペラの全盛期には多くの綺麗な音楽が作り出されましたが、ソプラノの声楽家の喉を酷使する曲も多く作られ、声楽家たちの声楽家人生を縮めたのではないかという作品もあるそうです。

メゾソプラノ

中間的な存在ゆえに、多くの課題が与えられることの多いポジションでもあります。本来は、アルトより高く、ソプラノより低いというイメージの強いメゾソプラノですが、オペラの舞台上においては、ソプラノと同じくらいの高音を求められたり、ドラマチックでありながらもソプラノとはまた違う力強さを持った声を必要とされたりします。因みに、メゾソプラノ担当者がヒロインになるオペラもあります。


アルト

女性が担当する音域の中ではもっとも低い音域になります。しかし、活躍の場はどちらかといえば、合唱などでの活躍が多く、オペラにおいてメインで歌うシーンがあるものは少数といえます。かといって、魅力のないポジションではなく、ソプラノ、メゾソプラノとは違う存在感があり、意外と目立つ存在といえるのではないでしょうか?

カウンターテナー

変声期を迎えた男性の声楽家で、裏声を使わずにメゾソプラノとアルトの間の音域を出すことのできる声楽家のことをいいます。今ではさほど珍しくはないカウンターテナーですが、一時はソプラノの声楽家の登場によって影に追いやられていた時期がありましたが、アルフレッド・デラーというカウンターテナーの声楽家の登場によって、再度皆さんの耳に綺麗な音が届けられています。

テノール

オペラにおいて、ソプラノに次いで重要な役を与えられるポジションです。テノールはオペラの主人公や、ヒロインの相手役になることの多いポジションで、ソロを歌うことも少なくはありません。華やかな歌から、重みのある歌まで、色々な歌を歌いこなせる技術力と表現力が必要となってくるポジションでもあり、オペラという演目の中では、おそらく注目されることの多い声楽家としてのポジションかと思われます。

バリトン

テノールとバスの中間に当たる存在です。女性の声楽家で言うメゾソプラノと感覚は同じといってもいいすぎではないでしょう。しかし、メゾソプラノとは違ってテノールよりも高い音を出す場面があるなど、さほど難しい技術を要求されるポジションというわけでもありません。

バス

最も低い音域を担当する声楽家を指します。オペラにおいては、権力や重みのある役を演じることが多く、信頼感、安定感のある音域、発声が非常に魅力的です。日本ではそれほど低い音を奏でることを要求されませんが、他国においてはさらに低い音を要求される場合もあります。


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