ワルツ

ワルツ

ワルツと聞くと、綺麗なドレスを着た貴婦人が踊る優雅なダンスというイメージがついて回りますよね。そのこともあり、ワルツを踊ることできる人は、イメージ的に気品溢れる上品な一だというイメージを持ちませんか?そんなイメージを持たれるワルツですが、本当のところ、ワルツとは一体どんな音楽、そして、社交ダンスにおいての種目なのでしょうか?そんな、ワルツについてご紹介します。

ワルツとは?

ワルツとは、テンポの良い音楽で、踊るための音楽といっても過言ではない音楽のジャンルです。ワルツのほかの名称としては、円舞曲という名称もあります。基本的にワルツが刻むリズムは三拍子で、どちらかといえばテンポの良い音楽で、スローテンポとはいいがたい曲であることが多いです。

このワルツという音楽は、ドイツで作られた音楽と言われており、このワルツの元となった音楽を「レントラー」といいます。完全にワルツという音楽がその立場を確立したのは、19世紀初頭だといわれています。また、単純に三拍子の曲に「〜のワルツ」というタイトルをつけることもあります。

ワルツの作曲者たち

ダンスを踊るための音楽としてのワルツは、ウィンナワルツと呼ばれて親しまれていました。このウィンナワルツという形式を確立させたのは、「ワルツの父」と呼ばれるヨハン・シュトラウス1世と、その息子に当たるヨハン・シュトラウス2世は「ワルツの王」とまで呼ばれています。

また、このほかにも、ヨーゼフ・ランナーというダンス音楽団の団長を務めた人物も、ワルツを世界に広めた人物の一人です。また、ワルツの父とワルツの王を輩出したシュトラウス家においては、オーケストラにおけるワルツの作品を作ったことでも有名です。

ワルツの名曲

ワルツと名がつく作品の中で、よく知られているものといえば、ショパン作曲の「子犬のワルツ」、チャイコフスキーの作曲の「花のワルツ」など、ダンスには向いていないであろう曲もいくつかあります。

これは、純粋にワルツという音楽を、音楽作品として作り出された曲です。このワルツに属する音楽のほとんどは、ピアノで演奏することの多い曲が多いのも特徴的といえます。また、初期の頃の現在はワルツと呼ばれている作品は、形式上ロンドと明記されていたという過去もあります。


社交ダンスとしてのワルツ

ワルツは円舞曲です。ですから、その名前の通りに社交ダンスにおいて、ワルツは円を描くように優雅に踊るのが基本となります。ワルツを踊る基本は、三拍子のリズムを取りながら、なめらかな回転をできるだけ継続していくことです。そして、回転をしていく過程では、緩やかに体を上下させることも忘れてはいけません。

ワルツとダンスとバレエと

ワルツは踊るために作られた曲です。ですが、意外なことに一番初めは社交ダンスのために作られた音楽ではないのです。では、何ためにワルツは作曲されたのでしょうか?何度もいうようですが、ワルツは踊るための曲ですから、踊るのです。そう、ワルツはバレエのために作曲されることが多かったのです。その証拠に、多くの人に知られているチャイコフスキーの「花のワルツ」は有名なワルツの演目であるくるみ割り人形に使用される音楽です。

このように、ワルツはバレエに適した音楽でした。ですが、当時のダンスを好む人達の間で、自由にダンスを踊って楽しもうという精神が生まれ、それに感化されて生まれたワルツで踊るダンスが、現在多くの人達に社交ダンスのワルツとして親しまれているのです。

ワルツのポイントは足

このワルツにおいて重要な部分は、足裁きです。ただ、ダンスショーとして見ている分には、踊っている人の外見やドレスの豪華さである程度は誤魔化せるとは思うのですが、やはり大会などにおいて審査などをされるとなると、確実にそれだけでは高得点を得ることはできないでしょう。

ワルツは優雅であまり無駄な力を必要としない簡単なダンスだとイメージされている方が多いかもしれませんが、非常に基礎が大切なダンスであり、ある意味でレベルの高いダンスと言えます。元々は「自由に踊る」が基準となっているダンスなので、特別難しい決まりもなく、大会などではなく、ダンスパーティーなどで踊る分には非常に親しみやすいダンスといえるでしょう。


余談・「春のワルツ」とはなんぞ?

音楽のワルツとは関係ありませんが、最近お茶の間を騒がせている「ワルツ」があります。それは、「春のワルツ」という韓国ドラマです。この春のワルツ。どこかで聞いたことのある単語の組み合わせだとは思いませんか?季節と音楽の形式。この2つの単語が組み合わされた韓国ドラマといえば、社会現象ともなったあのドラマです。哀愁漂うピアノの音色、真っ白な雪の中寄り添う2人の男女……。いうまでもなく、ヨン様でお馴染みの「冬のソナタ」です。

この春のワルツは、冬のソナタの続編ではありません。ですが、ユン・ソクホ監督が手がける「四季シリーズ」と呼ばれるシリーズのドラマです。そして、この春のワルツはこの四季シリーズの最終章なのです。ヨン様は出ていませんが、冬のソナタ、夏の香り、秋の童話などの四季シリーズと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?


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